横浜市の西部に位置する瀬谷区は、かつて農村地帯だったこともあり緑が豊かで落ち着いた雰囲気の街です。面積が17㎢ほどと横浜市の中でも比較的小さな地区ですが、堺川・大門川・相沢川・和泉川・阿久和川と5本の流れており、河川の整備にも力を入れています。
今回は、瀬谷区の魅力あふれるおすすめスポットをご紹介します。
■瀬谷市民の森
「瀬谷市民の森」は瀬谷区の東部に位置し、相鉄線三ツ境駅から歩いて20分ほどの場所にあります。約18ヘクタールという広大な敷地の中に緑があふれ、和泉川の源流域も存在します。比較的なだらかな地形のため、子どもやお年寄りも気軽に自然と触れ合うことができるでしょう。
敷地内にはさまざまな木々が植えられており、森林浴を楽しみながら散策できます。四季折々の花々も美しく、とくに春は桜の見どころスポットとしても人気を集めています。
また、ホタルの生息地としても知られ、タイミング合えば自生のホタルに出会えるかもしれません。
■宮沢ふれあい樹林
横浜市には市が指定したふれあいの樹林がいくつかありますが、「宮沢ふれあい樹林」はその中でも一番大きな樹林です。住宅街にあるとは思えないほど自然豊かで、散策路も設けられています。
瀬谷区の花であるアジサイを楽しめる場所でもあり、忙しい日常生活の中で、癒しを求めてふらっと立ち寄るのもいいかもしれませんね。
■長屋門公園
「長屋門公園」は自然と歴史が感じられるスポットとして、多くの方に親しまれています。自然観察ゾーンにある樹林にはたくさんの野鳥がやってきます。湧き出した自然の水がせせらぎを作り、雑木林ではたくさんのどんぐりを見つけることもできるでしょう。
歴史体験ゾーンには自然の素材と伝統的な工法によって建てられた長屋門・主屋・土蔵があり、農村生活の歴史や魅力を垣間見ることができます。定期的に習字や陶芸などの教室も開かれ、季節ごとにさまざまなイベントも開催されています。
■海軍道路
約3Kmにわたりまっすぐ伸びた「海軍道路」は、瀬谷区屈指の桜の名所として知られています。以前は物資などを輸送するための海軍専用道路だったことからこの名称となりました。道路の両側には数百本の桜が植えられていて、春にはピンクに色づいた桜のアーチがとても美しく、見る人を楽しませてくれます。
瀬谷区は、きれいな水と豊かな自然が魅力です。横浜中心部や都内へのアクセスもしやすく、ショッピングモールや大型スーパーもあるので生活の利便性も抜群です。
公園も多く、病院などの医療施設も充実しているため、子育て世帯やお年寄りにも住みやすい環境といえるのではないでしょうか。