実家を相続する前にやっておきたい事前準備7選!親が元気なうちにできる空き家対策

親が高齢になり、将来的に実家を相続する可能性が出てきたとき、「誰が住むのか」「空き家になったらどうするのか」「売却するならいつがよいのか」といった問題が浮かんできます。実家の相続は、財産を引き継ぐだけでなく、建物の管理や固定資産税の負担、親族間の話し合いなど、さまざまな問題が関係します。特に誰も住む予定のない実家は、相続後に対応を考え始めると、売却や片付けが思うように進まないこともあります。親が元気なうちに少しずつ準備しておけば、将来の負担を減らし、空き家の発生を防ぐことにもつながります。今回は、実家を相続する前に取り組んでおきたい7つの事前準備について紹介します。
 

 

実家を相続する前にやっておきたい7つの事前準備

1.実家の名義と所有者を調べておく

最初に調べておきたいのが、実家の土地と建物の所有者です。親が住んでいる家でも、登記上の名義が祖父母のままになっているケースがあります。名義が古いままだと、相続人の調査や登記手続きに時間がかかり、売却を進める際の支障になります。法務局で登記事項証明書を取得し、土地と建物それぞれの所有者を調べておくと安心です。

2.親が実家をどうしたいのか聞いておく

実家を残したいのか、将来は売却してもよいのか、親自身の希望を聞いておくことも大切です。子どもが売却を考えていても、親は住み慣れた家を残してほしいと思っているかもしれません。普段の会話の中で少しずつ意向を聞き、将来の住まいや実家の扱いについて話し合う機会を作っておきましょう。

3.兄弟姉妹など親族の意向を把握しておく

実家を相続する際、兄弟姉妹の間で意見が分かれることがあります。一人は売却を希望し、別の兄弟は実家を残したいと考えるケースも珍しくありません。相続後に初めて話し合うのではなく、事前にそれぞれの考えを聞いておくと、トラブルを減らせます。売却する場合の代金の分け方についても、将来の検討事項として共有しておくとよいでしょう。

4.実家の資産価値を調べておく

実家がいくらで売れるのか、おおよその市場価格を把握しておくと、相続後の判断がしやすくなります。建物が古くても、土地の立地や面積によっては売却できる可能性があります。不動産会社に査定を依頼し、現状のまま売却する場合と、建物を解体して土地として売却する場合の違いを聞いておくのも一つの方法です。

5.家財道具や重要書類を整理しておく

長年暮らした実家には、家具や衣類、写真など多くの荷物が残っています。相続後にすべて片付けようとすると、想像以上の時間と費用がかかります。親の希望を聞きながら不要な物を少しずつ整理し、権利証や登記識別情報、測量図、建築関係の書類なども保管場所を把握しておきましょう。

6.空き家になった場合の管理方法を考えておく

誰も住まなくなった家は、換気不足による湿気や雨漏り、庭木の繁茂などによって傷みが進みやすくなります。遠方に住んでいる場合は、定期的な訪問も負担になります。親族の誰が管理するのか、管理会社へ依頼するのか、費用をどう負担するのかを事前に考えておくと、空き家になった後の対応がスムーズです。

7.相続後の売却方法と税金について調べておく

実家を売却する場合、相続登記や税金の手続きが関係します。2024年4月から相続登記が義務化され、原則として不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内の申請が求められています。また、相続した空き家の売却では、一定の条件を満たすと譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例もあります。適用条件や売却期限を早めに把握しておくことで、売却時の選択肢を広げられます。

実家の相続対策は親が元気なうちから始めよう

実家の相続問題は、親が亡くなってから考えるものと思われがちですが、実際にはその前からできる準備が数多くあります。特に親族間の話し合いや不動産の査定、家財道具の整理は、親が元気なうちの方が進めやすいものです。相続した実家を空き家にしないためにも、早い段階から家族で将来の方向性を共有しておきましょう。

弊社では、実家の相続を見据えた不動産の査定や、相続後の空き家・土地の売却についてご相談を承っています。「将来売却するかもしれない」「古い実家でも買い手が見つかるのか知りたい」「兄弟で相続する予定なので、今の価値を把握しておきたい」といった段階でもご相談いただけます。建物の状態や立地、周辺の取引事例などを踏まえ、売却方法をご案内いたします。実家の管理や処分についてお悩みの方は、親が元気なうちから準備を進める第一歩として、ぜひ弊社へお気軽にお問い合わせください。