住居用不動産を買うときに注意すべきこと

不動産は一生で一度の高い買い物と言われます。それだけに自宅用の不動産を買う時には投資用不動産を買うとき以上に注意しなければいけない点があります。では具体的にどのような点に気を配るべきなのでしょうか。

1. 家の場所はどんな災害の影響を受けるか

ず注意をしたいのがその物件がある場所の災害の影響度です。例えば地震が起きた時にどの程度の被害が起こるのか、台風が直撃しやすい場所であるのか、土砂災害に巻き込まれやすい場所なのか、また大雨で川の氾濫が起きた時に水害の被害を受けやすい場所など、横浜市の中、緑区の中でも、立地によってそれぞれ災害への強さと弱さがあります。

例えば高台で自然に形成された丘の上であれば、地震や水害の被害を避けることができますし、平地であれば土砂災害の被害に巻き込まれることはないでしょう。
国土交通省のハザードマップなどを見て、起こりやすい災害についてよく確認し、家を建てるときにも耐震性のある住宅にするなど、防災対策に気を配りましょう。

 

 

2. 人口が減っているエリアには家を買わない

住居用の不動産を購入する人は、その家を終の棲家として考えることも多いでしょう。しかし今日本は人口が減少傾向にあり、都心部に人口が集中しています。さらに郊外や地方などは人口減少だけではなく住民の高齢化が進行しています。
住民の高齢化が進行し人口が減っていくと、インフラの維持に関する問題も発生します。スーパーなどの店を経営する人間がいなくなり、毎日の買い物ができない、ガソリンが購入できないさらには水道やガスなどの問題も出てくるかもしれません。実際に今可塑化が進む人里離れた地方の集落ではこのような問題が出ています。

横浜市でも人口が増えている区と減っている区があります。緑区はまだ人口が多いですが、一生の家を買うのであれば、先のことも考え人口が減らない地域を選びましょう。
価格が安いからといって、都心から離れた場所を購入するのは得策ではありません。

 

 

3.将来売ることができる物件であるか

家を終の棲家にすると考えていても、仕事や家族の都合で転居を考えなければいけないことがあります。 そんな時は今の住居を売却し、ローンの残債を返済したり、新しい住居の資金に充てたりしなければいけないでしょう。

しかし売れにくい場所に家を持っていると、売るまでに時間がかかり、また購入時の半額以下でしか売れないこともあります。そうならないためには駅に近い戸建てやマンションなど、需要が高く比較的手離れの良い家を買っておく必要があります。
緑区に家を買っても、ここから絶対に引っ越すことがないという保証はありません。中山駅近くなど、いざという時に備えて需要のある物件を購入しましょう。